オオサカジン

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2012年10月17日

濃い味で

味覚障害がひどかった時期があった。もともと濃い味が大好きで、特にケチャップとかマヨネーズとかバターとかいっぱいお料理に使ったり付けたりしてて、「味覚オンチなんじゃないの?年取ってから味覚障害なんてなっちゃったら悲惨だから、気をつけなよ。」なんて言われてはいたんだけど。

気が付いたら、何を食べても「食感」しか感じなくなってた。いつのまにかに。噛んで、飲み込むだけ。それで食べ続けるのって結構キツイし、咀嚼するのに飽きちゃう感じ。

食物がなくて困っている人は大勢いるのに、食べることが億劫になるなんてすごい罰当たりなんだろうと思っても味がしない物を「今日も動くため」に食べることは、機械的で喜びも楽しみもないもので、食べることに興味も意識もいかなくなってしまう。

ん、熱いか冷たいかは分かるんだけどな。大好きだった焼肉も、付き合いで行くけれど何を食べても同じ。ザラザラした舌の上を通り過ぎていくだけ。溶けちゃうようなカルビもレモンとネギで食べるタンも。こんなことってホントにあるんだな。

もったいないし、つまらない。お腹が空いたって思ってご飯食べて「美味しい。」って思えることって幸せなんだなぁと気付けた経験でした。メンタル面が大きく影響していたようで、今は大分マシになりました。最初に味がした食べ物は冷奴に乗っていたミョウガ。ミョウガには、感謝ですね。

まだまだ意識して「味を感じる」ようにしてるから、本当に治ったんじゃないんだろうけど、野菜のみずみずしさとか楽しめてます。こんなこと、たくさんの人に起こりませんように。

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